タイ・チェンマイ料理教室体験記

はじめに

旅先で「料理教室」って行ったことありますか? 

観光、グルメ、リラクゼーションなど、楽しみ方は人それぞれですが、あえて料理教室を選ぶという方はそれほど多くはないのではないでしょうか。

私もこれまで旅先で自然体験ツアーやヨガクラスを申し込んだりしたことはあったのですが、料理教室はありませんでした。

それに、旅先で料理教室に行くという発想自体がありませんでした。

そんな私ですが、タイの北部、チェンマイという街にある料理教室に行ってきました。

タイ料理は大好物だったので、自分で作れるようになったら嬉しいかも、と同行の友人たちと一緒に参加申し込みをしました。

結果、とても充実した時間を過ごすことができとても満足しました。

タイで面白そうなアクティビティを探している方、タイ料理が大好きで自分でも作ってみたい方の参考になれば幸いです。

料理教室はこんな方におすすめ

以下の方におすすめします!

  • タイ料理が好き!
  • タイのハーブや野菜に興味がある。
  • 料理用英語を聞き取れる。

タイ料理が好き!

好きな時に自宅でタイ料理を楽しみたいという方におすすめです。

私が行った料理教室では参加者へのサービスとして、教室のホームページからレシピをダウンロードできるようになっていました。そのレシピを見て、自宅で何度かタイ料理を作っています。

日本で食材を完璧に揃えるのは難しいですが、似たような食材で本場のタイ料理にかなり近いものを作れるようになります。

タイのハーブや野菜に興味がある

料理教室では、タイガーリック、タイしょうが、小紫玉ねぎ、タイバジルなど日本のスーパーではめったに見られない食材を使います。タイ料理が好きな方でも、なかなか調理前の食材を見ることはないですよね。

私が行った料理教室の庭には畑があって、料理インストラクターさんがそこで育てているハーブや野菜についてひとつひとつ丁寧に説明してくれました。

タイのハーブや野菜に親しめて学べる、貴重な機会でした。

料理用英語を聞き取れる

料理インストラクターさんたちは、英語で手順を説明してくれます。

料理で使われる英語はシンプルなので、中学生で習う英語程度で大丈夫です。

教室の予約確認の電話連絡などは、トラベル英会話で予習しておくと安心です。

ちなみに日本語対応の料理教室があるかどうかKlookで検索してみましたが、残念ながらないようです。日本人観光客が料理教室にもっと参加するようになれば、いつか日本語対応の教室も現れるかもしれませんね。

料理教室当日

私が行った料理教室「Siam Garden Cooking School」は、チェンマイの中心地から約20km離れた場所にあります。

朝9時ごろ、宿の近くまで迎えの車が来てくれました。車と言っても、ピックアップトラックの貨物スペースにベンチを固定して人が座れるようにしたものです。この車はソンテオと呼ばれています。

ソンテオは、何ヶ所かのホテルの前に停車し、他のお客さんを乗せました。

途中、市場に寄りましたが自由に中をみて回るというものでした。

水田地帯を抜けて、料理教室に到着しました。

まず、自分が作りたいものを選びます。前菜1品、カレーペーストとカレー1品、炒めもの1品、スープ1品、デザート1品です。

私は、生春巻き、レッドカレー、空芯菜の炒め物、トムヤムクン、カオニャオ・マムアン(もち米とマンゴーのデザート)を選びました。

タイの石臼「クロックヒン」でカレーペーストを作っているところです。

料理インストラクターさんが好みの辛さを聞いてくれて、唐辛子の種類や量を加減してくれます。

参加者全員でゴツゴツと石臼をつく作業は、賑やかで楽しかったです。

野菜をカットしているところです。

まな板の形が面白いですよね。手前でカットした野菜を、向こう側の窪んだところに置いていきます。

このまな板、便利だと思いました。

途中、飲み物を飲んだり休憩しながら次々と料理を作っていきます。

出来上がった料理を、食事スペースでいただきます。

もち米とマンゴーのデザート。

もち米は、チョウマメの花の汁で色付けしてあります。

同じデザートを他で食べましたが、これが一番美味しかったです。

食事の後は庭の菜園を見て、タイのハーブや野菜についての説明を受けます。

きれいに手入れている庭。池で野鳥が水浴びしていました。

リュウガン(ロンガン)の実がたわわに実っていました。

レモングラス。

この庭で初めてこぶみかんの葉(カフィアライム)やチョウマメ(バタフライピー)、タイのバジルなどを見ました。

こぶみかんの葉は、二枚縦に連なったような不思議な形をしています。

チョウマメ(バタフライピー)の花。濃い青紫色がとても鮮やかです。

タイバジル。

タイの唐辛子。

これで全レッスンは終了。

帰りも宿付近までソンテオで送ってもらいました。

移動も含めた所要時間はおよそ6時間でした。

自宅でタイ料理を作れるようになれるか

結論から言いますと、自宅でタイ料理、作れるようになりました!

料理教室で習った、生春巻きや空芯菜の炒め物などをよく作っています。

料理教室からもらったレシピには、基本のタイ料理メニューが載っていますので、そのレシピを見ながら作ることもよくあります。

タイにいる間、私がハマっていたのがチキンココナッツミルクスープでした。

どうしてもあのスープを味わいたくなり、料理教室のレシピをもとに作ってみることにしました。

味の決め手となる「こぶみかんの葉」と「レモングラス」は、行きつけのスーパーに置いてありました。

ただし、生ではなく乾燥したものです。

料理教室では両方とも生のものを使っていたのですが、とりあえず乾燥のもので作ってみました。

出来上がったチキンココナッツミルクスープです。

きのこはオイスターマッシュルーム(ヒラタケ)を使うのですが、手に入らなかったのでマイタケを使いました。

タイで食べたものにかなり近い味になりました。

こぶみかんの葉とレモングラスは乾燥していても、しっかり風味を出してくれていました。

できれば次は生のものを使いたい。近いうちにこぶみかんの木の苗を手に入れて、育て始めるかもしれません。

レシピを参考にしながら作ったタイ風焼きそば、「パッタイ」です。

パッタイに必要な材料は比較的手に入りやすいと思います。味の決め手のタマリンドペーストは、カルディで購入しました。

タマリンドは、マメ科の植物の実で独特の甘酸っぱさが特徴です。油が多めの料理でも、タマリンドが加わるとさっぱりとした味に仕上がります。

チェンマイの料理教室の見つけ方

この記事を読んで、チェンマイの料理教室に興味を持ってくれた方の中には、他の料理教室のことも知りたいという方もいると思います。

そこで料理教室の見つけ方についていくつか方法をご紹介します。

Google Mapでチェンマイの料理教室を検索すると、たくさん見つかります。

この中から一つを選ぶのは大変ですね。もう少し数を絞り込むのに便利なのが、旅行予約サイトの「Airbnb」と「Klook」です。

「Airbnb」のサイトはこちら。

「Klook」のサイトはこちら。

チェンマイの街を観光しながら歩くのであれば、通りがかりに良さそうなところを見つけて見学してから、その場で予約してもいいと思います。実際私たちは旧市街を散歩中、料理教室の前を通りかかった際に「すぐレッスンできるけどいかが?(英語で)」とスタッフの方に声をかけられました。

まとめ

  • タイ・チェンマイの料理教室は、タイ料理が好きで思い立ったらすぐ食べたい方、タイのハーブや野菜に興味のある方、料理用英語を聞き取れる方におすすめ。
  • 料理教室は送迎付きのところもある。自分で選んだメニューを5品くらい作る。タイ料理に使われるハーブや野菜について学べる。
  • レシピをもとに、自宅でタイ料理を作れるようになる。
  • 料理教室は、 AirbnbやKlookから予約することができる。現地で実際に見学してみて決めるのもアリ。

チェンマイに行くのであればぜひ料理教室をスケジュールに入れて、タイ料理作りを楽しんでみてください!

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